プロジェクトの概要
軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)は認知症の初期症状と言われ、放置すると、1年で約10%の方が認知症に進行することが知られています。MCIの状態は、社会生活に支障が出ないため発見が困難でありますが、早期発見によって認知症への移行を防ぐことができます。
これまでの研究の結果、年齢、性別、体組成、血清ビタミンD値から、深層学習を用いて、高精度で認知度を推定することに成功しました。*1
週間VD健康モニターはこれらの研究成果を基盤として開発されました。このアプリを使うことで、容易にMCIの状態を推定し、認知症への進行を遅らせることができると考えています。
本プロジェクトは、文部科学省の科学研究費「人工知能を利用したフレイル予防に関する臨床的研究」を受けており、2024年度以降、全国各地で実証実験を行っていく予定です。